このブログを構築したときのお話です。
手順的なものはネット上にたくさん転がっているのであまり書きません。
ConoHaに選んだ理由
個人サイトを持つには、レンタルサービスやブログサービス、VPS等、何かしら必要です。一応ブログ以外にも自分が作ったサービスを置いたりするのに使う予定なので、VPSを選択しました。
ConoHaを選択した理由は、心優しい後輩からとあるイベントで貰ってきたというクーポンを頂いたのと、マスコットキャラクターの美雲このはちゃんが可愛いからです[ref]決め手となったのは、登録するとこのはちゃんのシステムボイスが貰えると言われたからなのですが、調べてみたら挨拶っぽいボイスが3パターンあるだけでした。[/ref]。ちなみに、CVはロシアでお馴染みの上坂すみれさんです。
ConoHaの料金は最低スペック[ref]メモリ1GB、CPU2コア、HDD100GB[/ref]で930円です。さくらのVPSが同スペックで900円なので、たいして変わりません。さくらのVPSは初期費用としてさらに1,000円かかりますが、ConoHaは初期費用はありません。ただし、さくらのVPSはさらに1ランク下で低価格のプランがあるのと、年払いでさらに安くなります。しかし、さくらのVPSにはマスコットキャラクターはいません(たぶん。いたらごめんなさい)。
あ、あと、ConoHaは登録すると1,500円のお試しクーポンが貰えます。
ConoHaにCentOSの導入
ConoHaのアカウント登録後、ログインしてコントロールパネルから、VPSを追加します。
OSはCentOS7.0を使おうかとも思ったのですが、少し面倒だったのでやっぱりいつも使っているCentOS6.5にしました。
コントロールパネルにはWebコンソールが搭載されているので、SSHの設定等しなくても利用できるのですが、やはり若干使いづらいので、鍵をダウンロードしてターミナルソフトから操作しました。コントロールパネル自体の完成度は非常に高いです。
ちなみに、私は普段からRLoginを使ってリモート操作しています。RLoginもConoHaクーポンをくれた後輩に教えてもらったのですが、非常に便利です。
接続できたら、iptableとかvimとか、いろいろ必要なものをインストールしたり設定したりします(適当)。
ドメインの登録
お名前.comで登録しました。
コンビニ支払いができるようで、クレカを持っていない私は助かりました。
ドメインの設定ですが、メニューの項目が多すぎていったいどこから設定していいのかよくわからなかったので、以下のサイトを見ながら設定しました。
ConoHaとお名前.comで取得したドメインを利用してWEBサーバーを公開する – AKB428 Cafe
このサイトに書いてありますが、ドメイン設定から1日ぐらい経たないと、ConoHaで正引き設定はできません。
ところでしばらく経ってから気になったのですが、johnscript.info ってドメイン名、script ってワードが入っててちょっと怖くないですか。過剰反応でしょうか。
Webサーバの選択
私は普段からWebサーバにはApacheを使っているのですが、最近[ref]割と前からかも[/ref]巷では nginx なるものが流行っていると聞きました。
nginxはApacheに比べて軽量で高速とかよく囁かれているのですが、実際どうなのか気になり、”nginx Apache 比較” とかでググって見たところ、いろいろな方のベンチマーク結果や考察がありました。
その中でも、以下のサイトに乗っている、どちらを選択するかの最終的な判断基準6点は非常に分かり易いと思います。これは元となる英語の記事があって、一部それを翻訳したもののようです。
そろそろApacheからNginxに移行したい人の、Nginx スターティング・ガイド | snip-snap
WordPressの場合、配信するファイルはほとんど動的ファイルだと思いますし、同時アクセス数も大した数じゃないかと思いますが、サーバメモリが1GBしかないので、nginxを選択するのは正しそうです。
まぁ、当時は単純に新しいものに手を出してみようと思ってnignxを選択しただけですが。
CMSの選択
CMSとは、Webコンテンツを構成するテキストや画像、レイアウト情報などを一元的に保存・管理し、サイトを構築したり編集したりするソフトウェアのこと。 -IT用語辞典
WordPressとかのことです。というか他に知りません。
WordPressではなく、個人用でもっと軽量なのにしようかと思ったのですが、あまりいいのが見つかりませんでした。やっぱりPluginがたくさんあって、更新頻度も高くて、資料もたくさんあるWordPressが安定みたいです。
自分でPluginやテーマを作るのは面倒ですし、ConoHaの最安プランに乗せるには重いかな?って気もしますが、代案もないですし、何か問題が起こるまではWordPressで行こうと思います。
nginxとかWordPressとかの導入
nginxやWordPress、それに必要なPHP(+php-fpm)、MySQL等の導入は、ほぼ以下のサイトを見ながらやりました。
1つ注意するところがあって、php-fpmの設定でuserとgroupにnginxを指定してますが、nginxをインストールしておかないとnginxユーザが存在しないので、php-fpmの設定を適用する前にnginxを先にインストールしておく必要があります。
私はWordPressはあくまでブログ用にしようと考えていたので、/var/www/html/blog/ にWordPressのファイル群を設置し、nginxの設定ファイルを一部以下のように変更しています。
// ルートにアクセスしたらブログページにリダイレクトする rewrite ^/$ /blog/ redirect; // WordPress用のリダイレクト設定 try_files $uri $uri/ /blog/index.php?q=$uri&$args;
ルートアドレスには別にWebサイトを設置することも検討しているので、一時的なリダイレクトとして設定しています[ref]適切なリダイレクト方法がよくわからない…[/ref]。
アクセス解析(Piwik)
全体や各記事の訪問者数等を把握したいので、アクセス解析ツールを導入しています。
簡単なブログとして運用するだけならWordPressのPluginを適当に入れればいいだろうと思い、まず WP Slimstat を入れたのですが、何故か動きませんでした。次に StatPress Reloaded を入れてみたのですが、なんだか微妙に情報量が少ないというか、リアルタイムログが見にくいです。
性能を求めるなら Google Analytics が鉄板なのでしょうが、以前使ってみた際に機能がありすぎてよくわからなかったので、少し避けてしまっています。
ということで、いつも使っている Piwik を今回も使うことにしました。
Piwikはオープンソースで開発されている高機能なリアルタイムアクセスログ解析プログラム。
PiwikはGoogle Analyticsの代わりとなるオープンなウェブ解析を目指し、100万以上のウェブサイトで利用されています。 - 日本Piwikユーザー会
Piwikは Google Analytics と違い、自サーバにインストールして使うソフトウェアです。アクセス情報を自サーバに閉じ込めておけるので、企業等で有利そうです。ダッシュボードやリアルタイムログのユーザ追跡が分かり易いのも特徴です。
PiwikはWordPressと連携するために WP-Piwik という専用プラグインがあるのですが、それぞれの導入は下記のサイトの通りにすれば簡単に行えます。
Piwik のクイックインストール | 日本Piwikユーザー会
WP-PiwikによるWordPressの統合 | 日本Piwikユーザー会
テーマやその他プラグイン
私がこの記事を書いている現在使っているテーマは、 MyThemeShop の GreenChilli という無料のテーマです。
レスポンシブで、無料で、普通のブログとして運用できるテーマを探しました。シンプルだけど、緑が好きなので結構気に入っています。
後はもちろん Akisnet とか All In One SEO Pack とか W3 Total Cache などなど必要と思われるプラグインを入れました。
雑談(おわりに)
この記事を書くためにいろいろ調べてる最中にわかったのですが、どうやらConoHaにはWordPressテンプレートという、CentOSとカスタマイズ済みのnginx、WordPressを一気に導入できる機能があるようです。私はこれを知らなかったので[ref]当初はnginxもWordPressも使う予定はなかった[/ref]それぞれ個別で導入しています。たぶん最初からWordPressを使うと決まっていれば、このテンプレートを使うのがいいと思います。どうやらかなり最適化されているらしいので。
新機能「WordPressテンプレート」をくわしくご紹介します – ConoHa
なんだかよくわからない記事になりました。ConoHaの宣伝あたりでやめておけばよかった気がします。たぶん技術的なことをしっかりと書くにはそれなりに準備と知識が必要なのでしょうが、「いや、そこまでする気はない」と思い見切り発車で書き始めたら、軸がぶれぶれになってしまいました。
というか、この無駄に長い記事、誰が読むのでしょう…。
最後まで読んでくださった方(もしいましたら)、ありがとうございました。